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ランニングシューズと『あし』の障害

更新日:1月13日


 私が、柔道整復師(整骨院)になった三十数年前に比べると『シューズ フィッター』の出現にもみられるように、日本人の靴に対する認識が深くなってきた。

 しかし、シューズが原因で発生する『あし』のトラブルを訴え来院する患者さんは後を絶たない。その中でも、小中学生の部活動でのケガが目立つ。

 外反母趾は言うに及ばず、縦方向がゆるいシューズを履いたために発生したハンマートゥ(つま先の変形)や、きついシューズの圧迫のために起きた陥入爪(巻き爪) そして、スパイクのポイントの突き上げが原因の種子骨痛(親指のつけ根の足の底側の痛み) 足のたてアーチ(土踏まず)がサポートされないために発生する足底腱膜炎など、枚挙に暇がない。

 私は、原因が明確でない『あし』の痛みを訴えて来る運動部の選手には、次の来院時に練習で使用しているシューズを持参してもらう。なぜなら、シューズを観察すると色々なことがわかってくるからだ (犯人が残した痕跡をたどり事件の真相に迫る探偵のように、シューズを診察?することで、足の障害の全体像が浮かび上がる)

 足の外側(外くるぶしの前方にある足の甲の外側の骨の出っ張り/第5中足骨基底部)の痛みを数週間、我慢しながら練習していたミニバスケットボール部の小学生は、シューズの外側が変形しており、幅の広いものに変えさせたら痛みは3日で去った・・・東洋人の足部は、西洋人に比べ幅が広いので、このようなケースではmade in USAやEUよりもmade in Japanの方が良いことが多い。

 また、こんなケースもあった。2年前に右足関節(内くるぶし・外くるぶし)を骨折して手術を受けた野球部の中学生であるが、スパイクを履いて運動すると痛みが出るが、素足だと痛くない。骨折後に、左足のくるぶし間の幅が、右足に比べて1㎝以上広くなってしまったために強い圧迫が起きて痛みの原因になった。このケースでは、1㎝違いのスパイクを2足求めて (片側ずつ無駄になるが) 使用するように指導した。



 スポーツシューズのチェックポイント


①靴底 踵の内外測の減り方の差、土踏まずでアーチがサポート(押し上げられている)されているか。減り方に差があると膝痛・足関節痛の原因になる。


②インソール 踵と親指のつけ根部分が薄くなっていないか。土踏まずがサポートされているか。薄くなったインソールを使用していると踵痛・種子骨痛・シンスプリントの原因になる。


③ヒールカッブ(踵を包み込む部分) しっかり踵をサポートしているか。カップがつぶれていると足関節が不安定になり捻挫しやすくなる。※シューズの踵部分をつぶしてサンダル代わりに履くのは厳禁。


④踵上部のアキレス腱防護用クッション 凹んでいないか。ここにへたりがあるとアキレス腱痛の原因になる。


⑤シューズサイドに変形があるか?


⑥トゥスプリング(つま先と地面の隙間)あるか?


 







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