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切るの?切らないの?


 整骨院・接骨院で治療している運動器(関節・筋肉・腱など)の障害の中には、手術すべきか手術しないで保存的に治療を続けるべきかの判断に悩む例が数多くあります。そこで、代表的なものをいくつか上げて、手術適応の判断基準を述べて行きます。


1.バネ指 これは、手の指に発生する腱鞘炎です。指を曲げるための屈筋腱とそれを覆って保護している腱鞘という袋状のカバーが擦れて痛みが発生します。痛みは、手のひら側の指の付け根に現れます。悪化すると、そこの皮膚の下にシコリができ、指の屈伸時に強い痛みと指を伸ばす時の『ひっかかり』を感じ、なかなか伸ばすことができなくなります。症状が痛みだけのうちは、整骨院・接骨院などで行う電気治療・マッサージ・ストレッチ・安静・テーピングなどの保存的治療で良くなりますが、指の『ひっかかり』が現れて自力で指を伸ばすことが困難になると保存的治療では改善は難しく、治るにしても半年以上かかることも稀ではありません。


※手術決定のポイント指の強い『ひっかかり』です。3週間くらい治療して改善しなければ、手術の必要性がでてきます。

なお、現在では『手の外科』という分野があり、バネ指の手術に関しては一般整形外科がメスを使うのに対して『手の外科』ではピン状の器具を使い皮膚を大きく切ることなく15分程度で処置することができ、患者さんの負担は少なくなっています。



2.脊柱管狭窄症(セキチュウカンキョウサクショウ) この病気の特徴的な症状は『長い距離を続けて歩けない』ことです。100m程度が続けて歩ける限界で、痛みや下肢のしびれで歩けなくなりますが、座って休むとまた歩けるようになりますこれを間歇性歩行と言います。

 脊柱管狭窄症の多くは加齢が原因です。背骨の増殖や背骨に付着している靭帯の肥厚によって脊髄神経が圧迫されて発症します。

 保存的治療で脊柱管狭窄症が完治することはありませんが、症状が軽度であれば物理療法や運動療法で軽快することも多々あります。

 しかし、下肢に力が入らず転倒しやすい(麻痺)・痛みが強く正常な日常生活動作ができないなどの症状がある場合は手術が必要になります。現在は、80歳以上でも手術対象とされており1~2ヶ月で退院できます。重度の脊柱管狭窄症は将来、寝たきりになる可能性が高いので、早めの対策が必要です。    

 

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